「ふくしま大交流フェア2016」に行ってきました。

2016年12月23日(土)、東京国際フォーラムにて「ふくしま大交流フェア2016」に体験コーナーに出展のため、出張で行ってきました。
毎年度実施されており、昨年度に引き続き和紙漉きと、今回は楮の皮をむいた後の幹(裸木)を使用してミニ行灯作成の体験をしていただきました。

開場は11時でしたが、他に出展される皆さんも準備が大変そうでした。こちらは少し早く搬入開始をしたものの、準備が整ったのは開場30分前とあまり余裕がありませんでした。
開場前の和紙漉き・ミニ行灯作成体験コーナーの様子です。
右奥がミニ行灯作成体験のコーナーで、チラシやパンフレットを並べて、紙を漉いて脱水をしての和紙漉き体験コーナーが手前側(向かって左側)となります。今回は乾燥を行わず、より多くの方に和紙漉き体験をしていただこうと工夫をしました。

【和紙漉き体験の様子です。】
紅葉の葉を選んで紙漉き体験の準備です。溜漉きで和紙を漉いていきます。途中で紅葉の葉をレイアウトします。
紅葉の葉を選んでいただき紙漉きの様子を見ていただいて、準備が整ったら紙料の入った水を桁に流し込んでいきます。溜漉きという漉き方になりますが、小さいお子様でも失敗が少なくできます。

お玉で紙料の入った水を桁に流し込みます。脱水をしたら、クリアファイルで持ち帰っていただき、窓に貼り付けて乾燥です。
いろいろな形の葉をレイアウトして自分だけの和紙を漉いていただき、大人から小さなお子様まで楽しんでいただきました。漉いた紙を脱水機にかけ大方の水分を除いたら、加工したクリアファイルに挟めてお持ち帰りいただきました。ご帰宅いただいたら窓ガラスに貼っていただき自然乾燥して完成です。
また、紙の材料となる楮の手入れから、刈り取り、蒸かして皮を剥く工程などをボードやチラシにてご説明させていただきました。

【こちらはミニ行灯作成体験の様子です。】
楮の裸木でミニ行灯の構造を作ります。和紙を貼って、光源をせっとしたら完成。簡単なようで結構大変です。
楮の裸木を利用しミニ行灯を作成していただきましたが、楮に穴を空けるのが意外と難しかったようです。小さい電動ドライバを使っていただきましたが、小さなお子様は意外と呑み込みがはやく驚きました。穴を空けたら予め同じ長さに切っておいた竹ひごで組み立てていただきました。こちらで形を整えさせていただいた後に、和紙を貼っていただき、光源をセットして完成。
ちょっと難しかっただけに、完成した際には大変喜んでいただき、こちらとしてもうれしく感じました。作成したミニ行灯と光源を袋に入れてお持ち帰りいただきました。

お客様がほぼ途絶えることなく体験していただきました。たまに写真を撮る時は、お客様が稀に途切れる時で、たくさんの方が並んでいる様子が撮れないことに気づきました。
それでも結果、和紙漉き体験もミニ行灯作成体験も予定数量+予備分も少し使って、ご来場いただいたお客様に楽しんでいただくことができました。

フェアの様子を動画にしてみました。→ 「ふくしま大交流フェア2016」に行ってきました。

最後に、ご来場頂いたお客様へ、本当にありがとうございました。また関係者各位の皆様にも、本当にありがとうございました。2016年も残り数日となりましたが、来年2017年もよろしくお願いいたします。